eGFRについて

こんにちは。坪井クリニックの検査担当です。

今回は腎臓の働きを表す『eGFR』についてお話したいと思います。

腎臓は腰のあたりに左右にある、握りこぶしほどの大きさの臓器です。

その主な働きは、血液をろ過して体内の老廃物や余分な水分、塩分を尿として排泄することです。

eGFRは「推算糸球体ろ過量(estimated Glomerular Filtration Rate)」の略で、腎臓にどれくらい老廃物を尿へ排泄する能力があるかを示します。

eGFRの数値が高いほど腎臓のろ過能力が高く、低いほど能力が低下していることを意味します。

eGFRの値

  • 90以上:腎機能は正常
  • 60~89:腎臓の働き正常~軽度低下 多くの場合心配はいりません
  • 60未満:腎臓の働き低下 腎機能が低下している状態です

       慢性腎臓病(CKD)の可能性があります。専門医への相談を検討する段階です。

腎機能が低下する原因はさまざまです。

  • 糖尿病性腎症
  • 高血圧による腎硬化症
  • 慢性糸球体腎炎
  • 多発性のう胞腎

これらの疾患が背景にあることが多いです。

慢性腎臓病(CKD)の怖いところは、かなり進行するまで自覚症状がほとんど現れない点です。

eGFRが30を下回るような高度な腎機能低下になって、ようやく夜間の尿の増加、むくみ、貧血、息切れ、だるさといった症状を自覚することが多いです。

慢性腎臓病(CKD)へ進行してしまうと、もう元に戻すことはできないため、症状のないうちから健康診断などでeGFRや尿蛋白をチェックし、異常があれば早期に対処を始めることが何よりも大切です。

慢性腎臓病(CKD)が末期腎不全に進行すると、腎臓の機能を代替するために透析治療が必要になります。

eGFRが60未満の方は腎機能が低下している状態です。

症状が無くても一度先生にご相談下さい。