新型コロナと向き合う 漢方コラム第1回

新型コロナウイルス感染症の流行で、心身ともに疲れますね。

感染しない対策も必要ですが、感染しても発症しない、発症しても重症化しない身体をつくることが大切だと思います。

もう一度、忘れがちですが日常生活を見直していきましょう。

 1  どう食べ

 2  どう呼吸し

 3  どう動き

 4  どう休み

 5  どう人と交流するか

                            日野原重明 101歳の金言より改変

東洋医学で、「気」の思想があります。「気」をエネルギーと考えて、人は「気」の集まりと考えます。

「気」を充実させることが、コロナへの対策になります。それが上の5つを心掛けることだと思います。

それでは、漢方薬、食材では何か有効なものはないでしょうか?

体表のバリア機能を高め、元気になる生薬:黄耆を含む漢方薬が良いと思います。補中益気湯はお勧めです。

食材では、体表免疫モードを助ける食材としてネギ、生姜などの辛味食材、酸味で芳香性を持つレモンなどの柑橘類が良いでしょう。「気」の源を補充する、黒い色やネバネバ食材(ヤマイモ、海藻、キノコ類 など)も積極的に取り入れて下さい。どんな食材も摂りすぎは毒になりますので、程々にしましょう。