「肥満」はみなさんご存じというか、イメージがつきやすいと思いますが、「隠れ肥満」という言葉を聞いたことはありますか?
肥満の程度を示すためにBMI(Body Mass Indexの略)という指標があります。体重を身長(cmからmに変換)で2回割り算をするとBMIが計算できます。
例)身長165cm 体重60㎏ の場合、60÷1.65÷1.65=22.0
正常値は18.5~25.0で、18.5を下回ると痩せすぎで25.0を上回ると肥満と判断されます。
ここから「隠れ肥満」の説明です。上の例のようにBMI22.0で一見すると正常値の場合でも、筋肉量が少なく脂肪量が多い場合を隠れ肥満といいます。このように体の組成割合が筋肉<脂肪となった場合に「隠れ肥満」と言われます。
じゃあ、どうやって筋肉量と脂肪量を測るの?という疑問が出てきますが、当クリニックにある体組成計(Inbody社)で左右の手足、体幹と各部位の筋肉量と脂肪量を測ることができます!
「隠れ肥満」は、脂肪量が多いと上で書きましたが、内臓脂肪が多いと血圧が高くなったり、インスリンの働きが悪くなったり、血液中の中性脂肪が増えたりと、動脈硬化を速めてしまうといわれています。
なので、今まで体組成を測ったことがない方は、一度体組成計で筋肉量と脂肪量を測ってみてはいかかでしょうか?