血圧が血管に及ぼす影響

こんにちは。坪井クリニックの検査担当です。

今回は『高血圧が血管(動脈)に及ぼす影響』についてお話したいと思います。

まず血圧とは血管にかかる圧力

「収縮期血圧=上の血圧」

心臓のポンプ機能(拍動)のうち、心臓が縮んで血液を全身に送り出している時の値。

心臓から送り出された血液は、動脈に一気に流れ込み血管には最も強い圧力がかかり、血圧は最大の数値を示します。

「拡張期血圧=下の血圧」

心臓が血液を送り出した後、全身から戻ってきた血液を貯めて心臓が膨らんでいる時に血管にかかる圧力の値。

至適血圧:120/80以下 正常血圧:130/85以下 

130/85以上で高血圧ゾーンに入っていきます。

血圧は目に見えず、数値だけではイメージが湧きにくいので、「上の血圧×13.6」で水に換算した時の水圧値を求め噴水の水圧に置き換えて説明します。

例えば、120mmHgでは、噴水が吹き上がる高さは約1m63cmです。

これが、高血圧の中でもハイリスクとされる180mmHgになると、その約1.5倍に相当する 2m45cmに達するほどの水を押し上げる圧力が、血管の壁にかかっていることになります。

血圧が高い状態が続き、血管に力がかかり続けると血管の内側が傷つき、コレステロールの塊(プラーク)ができ、そこにカルシウムが沈着して石灰化を起こし、動脈が硬くなります。

それを「動脈硬化」といい、動脈硬化は血管の狭窄や閉塞、破裂が起こりやすくなり、脳卒中(脳出血・脳梗塞)

心筋梗塞・狭心症などの心疾患、腎硬化症(腎不全)大動脈瘤網膜症(失明のリスク)認知症など、

命に関わる重篤な病気の原因となります。 

医療機関、薬局、ドラッグストア、家庭などでぜひ、ご自身の血圧を調べてみてください。

血圧が130/80mmHg以上の方は、生活習慣の積極的な改善が必要になります。

塩分の摂り過ぎ、肥満、運動不足、アルコールの過剰摂取、喫煙習慣、ストレス、ミネラル・ビタミンの欠乏といったことが、高血圧の原因となります。
血圧が140/90mmHg以上の方は、先生に相談してください。
180/110mmHg以上の方は、降圧薬による治療が必要な状態です。放置しないようにしましょう。