「帯状疱疹」という病気を知っていますか。
帯状疱疹とは体の片側の一部にピリピリとした痛みが現れ、その部分に赤い発疹が出てきます。痛みは徐々に増していき、夜も眠れないほど激しくなる場合もあります。3か月以上続いたり、合併症や後遺症を伴うこともあります。
加齢、疲労、ストレスなどによる免疫力の低下が発症の原因となり、50歳を過ぎてから発症率は高くなり、80歳までに3人に1人がかかるといわれています。
この帯状疱疹を予防するワクチンがあります。
これまでは水ぼうそうの予防にも使われる水痘生ワクチンが用いられていましたが、2020年1月より「シングリックス」という不活化ワクチンの接種が可能となりました。
当院ではどちらのワクチンも接種が可能となります。
シングリックスは2か月あけて2回接種が必要となります。
水痘生ワクチンよりも高価ですが、帯状疱疹に対する予防効果は50歳以上で97%、70歳以上で90%と高い効果が得られます。
また、自治体により補助金を出しているところもありますので、ぜひ一度ご検討下さい。